サーミブレスレット(Saami Bracelet)とは

サーミブレスレット(Saami Bracelet)について -保存版-


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■サーミブレスレットについて

サーミブレスレットとは、フィンランドやスウェーデンの北部、ラップランドのサーミ族の人々に古くから受け継がれてきた伝統的なクラフトアクセサリー。

サーミ族は、トナカイを飼い遊牧生活をおくりながら、固有の文化を築いてきました。

トナカイは最も身近な存在であり衣食住に不可欠な存在。

トナカイの角や、なめしたトナカイの革を使ってたくさんの工芸品が作られ、サーミ独特なレザークラフトの文化は幾世紀にも渡って受け継がれてきました。

サーミの人々にとって生きるために非常に重要な存在であったトナカイは、余すところなく使用できる大切な資源であり、長い年月をかけて、彼らの知恵と技術を駆使し、革、角を装飾用に腱は糸として素晴らしいブレスレットを作りました。

そして、サーミ族の富の象徴であるピューター(錫と銀の合金)を加工して作られる糸状ワイヤーを革に編み込み、銀色の三つ編み飾りのような装飾を施し、上品で優美な雰囲気を表現し完成されたクラフトがサーミブレスレットです。

サーミブレスレットには、彼らの誇り、長い歴史と文化が感じられる神秘的な魅力があり、愛情を込めて仕上げていくことから、身に着けていると幸せが訪れるといわれています。

留め具のトナカイの角は、幸せと勇気をもたらせてくれる昔ながらのお守りです。


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■弊店のサーミブレスレットは本物の天然素材 トナカイの革と角を使用

トナカイの革は、牛革など他の革に比べ、柔らかい肌触りで馴染みやすく、油分を多く含み保湿力があって耐久性にも優れています。

お手入れは、1ヶ月に一度ほど、綿素材の布で乾拭きをしてください。

シャワーや水仕事の際にサーミブレスレットを着用し水分が付着しても問題ありませんが、きれいな状態を長く保つためにも外していただくことをお勧めいたします。

愛着をもって頻繁に身に着けていると自然な油分が補給され、その程度で充分なので難しいお手入れは気にせず気軽に楽しいんでいただけるのも良いところです。

革は馴染んでくると若干伸び、柔らかく腕に馴染む素材となっていきます。


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淡いベージュカラーのヌメ革は、なめしの工程後、染色がされておらず人工的な加工をしていない高価な革です。
本来のトナカイの革の質感や風合いが魅力であり、丈夫で長持ちする特徴があります。

日光や体温、使っているときの摩擦などで、時間の経過とともに色が飴色のように深くなり艶がでてきます。

ヌメ革は、古くなっていくのではなく、使い込むほどに味わいが増し、色の変化や風合いを楽しめることから更に愛着が増していく魅力的な革です。


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サーミブレスレットの特徴的なトナカイの角ボタン(留め具)は、ラップランドの森で採取したトナカイの角を小さなボタンに加工したもの。

トナカイの角は、形を整えて磨くいていくと美しいため、装飾用として加工され多くのサーミクラフトが作られてきました。

古くから幸せと勇気をもたらせてくれると言われお守りとされています。

トナカイの角は、毎年抜け落ちまた生え変わります。オスとメスでは、角が落ちる季節が異なるためラップランドの森でも材料の確保は比較的しやすい素材です。

しかし、小さなボタンに加工するためには、大きな角のをボタン用にカットし磨き上げ小さな穴をあけるなどといった、細かな手仕事により仕上がっていく繊細なクラフト品。

トナカイの角には、小さな気泡のような穴がたくさんある個所などもあり、職人さんは特に適した部分のみを厳選して丈夫で美しいボタンを作っています。

サーミブレスレットに使用されている、ラップランド原産の素材はサーミクラフト作家の職人さんにより選び抜かれた上質なものです。

ベースのトナカイの革、飾りのピューターワイヤー、小さな留め具のボタンの一つ一つにサーミの伝統と受け継がれてきた理由が神秘的な魅力となって身に着ける人を輝かせてくれます。


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■ラップランドとは

フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ロシアの4か国にまたがっている北部。

国境ははっきりと分かれておらず、北極圏限界線から北がラップランド地方と言われます。

東部がフィンランドのラップランド、西部がスウェーデンのラップランドとなり、多くの住民が先住民族であるサーミ族。

厳しい自然だからこそ生まれる美しいオーロラや、白銀の世界が美しく、夏になるとフィンランドのラップランドでは太陽が24時間降り注ぎます。

高山植物のある山岳、深い渓谷のフィヨルド、湖、滝、そして川が流れる雄大な自然景観が見られ、多くの希少な動物も棲息。


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サーミ人は、5000年前からトナカイとともに暮らしてきた北方少数民族で、ラップランド全体で約4万人ほど住んでいます。

現在は多くのサーミ人が定住生活をおくっていますが、一部は今もなお伝統的なトナカイの遊牧生活を続けています。


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