ククサ(KUKSA)とは

ククサ(KUKSA)とは -保存版-


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■ククサとは

ククサについて説明いたします。フィンランドやスウェーデンなどの北部である、ラップランドの厳しい自然の中で育った特別な白樺の瘤(コブ)をくり貫いて作られたククサ kuksaは、昔からサーミ人たちが使う人の幸せを願いながら一つひとつ作られてきたもので、ククサを贈られた人は幸せになる と言い伝えられています。

こちらのククサ kuksaは、伝統的な技法で作られており、蜜ろうで美しく仕上げられ、使うほどに味わいが増し、使う人によって表情が変わっていきます。

ククサ kuksaに装飾されたトナカイの角(角飾りククサ)はラップランド地方の厳しい自然から生まれる幸せと勇気をもたらせてくれると言われている昔ながらのお守り。

ククサ kuksaは、木目の美しさ、柔らかい質感、また熱い飲み物にご使用いただいても熱が伝わりにくく、口当たりの優しさが大きな魅力です。

時間の経過とともに生まれる深みのある色艶、表情の変化をお楽しみください。


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■ラップランドとは

ラップランドについて説明いたします。フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ロシアの4か国にまたがっている北部。
国境ははっきりと分かれておらず、北極圏限界線から北がラップランド地方と言われます。
東部がフィンランドのラップランド、西部がスウェーデンのラップランドとなり、多くの住民が先住民族であるサーミ人。


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厳しい自然だからこそ生まれる美しいオーロラや、白銀の世界が美しく、夏になるとフィンランドのラップランドでは太陽が24時間降り注ぎます。
高山植物のある山岳、深い渓谷のフィヨルド、湖、滝、そして川が流れる雄大な自然景観が見られ、多くの希少な動物も棲息。
サーミ人は、5000年前からトナカイとともに暮らしてきた北方少数民族で、ラップランド全体で約4万人ほど住んでいます。
現在は多くのサーミ人が定住生活をおくっていますが、一部は今もなお伝統的なトナカイの遊牧生活を続けています。
ククサをはじめ、手工芸細工が有名であり、長い間トナカイを飼い遊牧生活をおくりながら、固有の文化を築いてきました。


■ククサの材料である白樺のコブとは

ククサのコブについて説明いたします。弊店のククサはラップランドの バハカ と呼ばれる、特別な白樺のコブをくり抜いて作られているもので、樹齢は30~40年ほどの白樺にできたコブが使われています。
コブを取るために白樺を伐採するのではなく、計画的に伐採されている白樺の中にコブがあれば入手できるというものでとても貴重な材料です。
コブの大きさは直径 50~60㎝の半球状のかたまり程度が多く、採取されるサイズは様々。


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ラップランドの厳しい自然の中で育っていく白樺は、樹液で身を守っており傷を覆うために白樺自体がコブをつくっていきます。
この地方は厳しい寒さのため、ゆっくりと成長していき、コブも長い年月をかけて大きくなっていきます。
ククサの仕上がりサイズにもよりますが、1つのコブからおよそ50個ほど作られることが多く、白樺のコブ(ババカ)から作られた本物のククサ特有のオーロラと言われる光沢は、森から生まれた宝石 と言われるほど神秘的で美しいもの。

ババカは天然素材のため、オーロラの有無、オーロラの出方、木目の表情や木の色など、ククサの仕上がりは一つひとつ異なり様々です。

採取された白樺のコブ(ババカ)は、長い時間をかけ、ククサとして仕上がるまでにいくつかの工程を経ています。


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コブは、約マイナス2度の環境で5ヶ月ほど保管した後、ブロック体にカットされ約マイナス20度で一昼夜冷凍保存をします。
その後、木を引き締めるため濃い塩水で炊きこみ、塩水を素材の中に浸透させて強度の高い材質となっていきます。
そして、約一週間以上充分に乾燥させてから、ククサの彫刻が始まります。
ククサは、自然界の貴重な材料を素材とし、人の手により完成までに長い時間をかけて仕上げられているものです。
同じものは2つとないため、一度手にしたククサは特別な愛着が増し、手放せない存在になって行くことでしょう。


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